2023/07/20
ダーマペン・フラクショナルも試したけど、改善が見られなかった方へ
こんにちは、シェリークリニックです。
世間では、ダーマペンやポテンツァが大ブームですね。
当院でも開院以来、ダーマペンは大人気メニューのひとつで、連日のようにダーマご希望の患者さんのご予約が入っています。
SNSで話題のポテンツァも様々なクリニックで最近導入されていますね。
ただ、ダーマペン”だけ”で毛穴やクレーターが改善することは難しい場合もございます。
今日は、ダーマやポテンツァ・フラクショナルレーザーを試したけど、思ったより改善が見られなかった方へ、おススメの治療を解説いたします。
そもそもダーマペンとは？
ダーマペンを受けたことのない方のために、ダーマペンについて説明いたします。
ダーマペンとは、ペン状の機械の先端から小さな細い針が無数に出てきて、1秒間に120回も上下する機械です。
肌に小さな傷をつけ、真皮のコラーゲンやエラスチンの産生を促します。
思い出して頂きたいのですが、かさぶたが取れた後って、ツルっと綺麗な肌ができてませんか？
仕組みとしては同じで、皮膚に微細なダメージを与えることによって皮膚の再生を促しています。
毛穴の開き・ニキビ跡のクレーター・小じわのお悩みでダーマペンをされる方はもちろん、若返りを目的される方もいらっしゃいます。
決してダーマペンが悪い治療というわけではなく、ダーマペンでも特に毛穴のお悩みに対しては満足されてる患者さんも多数いらっしゃいます。
しかしながら、ニキビ跡の深部にはアプローチできないといった限界もあり、ニキビ跡によっては効果が分かりづらい方もいらっしゃいます。
では、ダーマペンやポテンツァでご満足いただけなかった方には、どんな治療がおすすめでしょうか？
オススメ治療① TCAピーリング
ダーマペンの最大深度は3mmです。
当院では患者さんのお肌状態に応じて、ダーマペンの深度を変えておりますが、多くのクリニックはリスク管理の観点から
3㎜の最大深度で治療することはほとんどなく、一定の深さまでの制限があると聞いています。
このことからもあまりに深さのあるクレーターの場合は、ダーマペンでの治療は推奨しておりません。
当院では、ダーマペンでは届かないような深いボックスカー型やアイスピック型のクレーターにはTCAピーリングをお勧めしております。
TCAピーリングでは、トリクロロ酢酸を含む刺激の強いピーリング剤を使用します。
このピーリング剤は、肌の真皮層まで浸透し、皮膚内のコラーゲンが増殖してお肌の凹凸を改善します。
実際に当院でTCAピーリングをお受け頂いた方のお写真です。（写真の無断使用は法的措置を取ります）
何度か他院で毛穴治療を受けられたにも関わらず効果が見られなかったために当院でTCAピーリングを受けられました。
こめかみのクレータが改善していますね。
完全に治ったとはなりませんが、それでも以前に比べてだいぶ浅くなって満足されていらっしゃいました。
オススメ治療➁ サブシジョン
サブシジョンとは専用の特殊な針を使用し、ニキビ跡クレーター底とその下の瘢痕組織との間を切断してクレーターの深みの改善を図る治療法です。
クレーターサイズが4㎜以上と大きなローリング型に特化した治療で、
強い炎症による線維化した瘢痕組織が毛穴の周囲だけでなく真皮から筋膜にかけて縦方向に生じてしまい皮膚が下にひきつられている状態です。
縦方向の線維は、縦方向に治療をしていくダーマペンでは効果が出にくく、サブシジョンのような横方向に瘢痕組織を除去する治療がお勧めです。
ニキビの炎症が脂肪組織に及んだ結果、脂肪萎縮を伴い波打つように凹んでいる場合はサブシジョンに加え、
ヒアルロン酸や脂肪注入といった充填療法を併用することもあります。
こちらは当院でサブシジョンを受けた方の写真です。（写真の無断使用は法的措置を取ります）
両頬の深い凹みを当院でサブシジョンで治療して半年後の経過です。ヒアルロン酸を併用しています。
頬のひきつれのような強い凹みがなくなり、全体的に凹凸の少ない肌になりました。
奥深いニキビ跡治療は、シェリークリニックにお任せください
ニキビ跡治療は、効果の出方には個人差があり、同じ方でもニキビ跡の状態によって治療経過は異なります。
単体の治療よりも、複数の治療を併用すると効果的です。
今まで他の治療を何度も受けたけれども効果がなかったという方は、一度ご相談にいらしてください。
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