ワキガ
ワキガとは
腋臭症(えきしゅうしょう)とも呼ばれる、脇から独特のニオイが発生する症状です。
デオドラント商品などによるセルフケアでは根本的な解決にならないため、長年悩んでいる方もいます。
毎日のケアの手間や悩みが軽減されるよう、シェリークリニックでは患者様1人ひとりの体質に合わせて、柔軟に治療方法をご提案いたします。
ワキガの症状(種類)
一般的な汗はサラサラですが、ワキガの汗はベタつきが感じられます。
また、洋服に黄色い汗ジミができる、汗の量が過剰、耳アカがベタベタしているという特徴もあります。
ワキガのニオイには個人差がありますが、大まかに分けて4種類あると言われています。
- 硫黄系
- スパイシー系
- 動物臭系
- 生臭い
ニオイの程度も人によって異なり、軽度・中度・重度に分かれます。
軽度の場合は、脇に鼻を近づけるとやっとわかる程度で、自分では気づいていない場合があります。
中度は近づくとややニオイを感じる、重度は誰もがニオイに気づくレベルです。
しかし重度の場合、自身はニオイに慣れているため、気づいていない場合もあります。
また、デリケートゾーンからの「すそワキガ」に悩んでいる方もいらっしゃいます。
ワキガの原因
汗は2種類の汗腺から分泌されますが、ワキガの原因は「アポクリン汗腺」から出る汗です。
アポクリン汗腺は脇や乳首、デリケートゾーン、耳の穴などの限られた場所に存在します。
アポクリン汗腺から出る汗には、タンパク質や脂質などの分泌物が含まれており、空気に触れると毛穴の常在菌と混ざり、ワキガ特有のニオイを発します。
アポクリン汗腺の働きは、思春期を迎えて性ホルモンが分泌されると活発になるため、思春期まではワキガの症状は見られません。
アポクリン汗腺の数や質は生まれつき決まっていて、大人がある日突然ワキガになることは極めてまれです。
もし突然ワキガになったと感じる場合は、もともとワキガ体質だった方が妊娠・出産などでホルモンバランスが崩れたり、睡眠不足や過度の飲酒・喫煙など、生活習慣の乱れたりして発症していることがあります。
ワキガは遺伝的要素が高いと言われており、両親がワキガの場合、子どもも発症する確率が非常に高くなります。
軽度のワキガであれば、こまめに汗を拭いたりデオドラント商品を使うことで、ニオイを抑えることができます。
しかし根本的な治療をご希望の場合や、中度・重度のワキガでしたら、まずはシェリークリニックにご相談ください。
ワキガは体質ではなく、疾患です。治療すれば改善されるので、諦めないでください。
ニオイの強さや汗の量などを考慮し、体質に合わせた適切な治療計画をご提案いたします。