ボトックス注射のメリット・デメリット

2021/08/11

ボトックス注射のメリット・デメリット

しわに悩んでいる人に向けた治療法のひとつに、「ボトックス注射」があります。
ボトックス注射は、手術に比べ、比較的手軽に受けられる治療法です。
ただ簡単に治療できるからといって、危険性がないわけではありません。
ボトックス注射を受けることを決める前に、メリットと注意すべき点も把握したうえで判ようにしましょう。

■ ボトックスのメリット

ボトックスを注入する一番のメリットは、動くしわを改善できることです。
表情を変化させたときに目立つしわ(目尻、額、眉間など)は、笑ったり、顔をしかめたりする時にできるので、年齢よりも老けて見られたり、自分では気づかないうちに深いしわが刻まれていることがあります。
また「エラ張り」と呼ばれる咬筋に注入して小顔の効果があったり、「いかり肩」に投与してデコルテラインをきれいに見せる効果もあります。

■ 注意すべき点

内出血や腫れなど注入治療全般に起こるにリスク加えて、ボトックス特有の副作用としては、規定以上の投与量や注入部位を誤ったために起こることがほとんどです。
このような場合、過度の頭痛や眉毛が下がったり、まぶたが重くなることがあります。ただし、この症状は、1ヵ月程度で症状が消えることがほとんどです。
ボトックス注射は、注入のターゲットとなる筋肉の解剖学的構造に応じて注入量の調整が必要です。 当院では効果を十分に発現し、かつ、副作用のリスクを抑えるよう安全に配慮した量を標準量として定めております。

また全てのシワにボトックスが効果を発揮するわけではありません。無表情の状態でも刻まれているシワには効果がなく、ヒアルロン酸注入の方が適応となる場合があります。

ボトックスの効果はヒアルロン酸注入と違い、その場で効果を実感することはできません。注入後3日効果が現れてきます。ボトックス注入後の効果ですが、通常2~3日後からだんだんと効果が出て、2週間のピークに達し、その後症状は安定します。効果が持続するのは3~6カ月程度。その後、ゆっくりと効果が消えていきます。
効果が安定するまでに時間がかかるので、スケジュールに合わせて、余裕をもって治療を受けるとよいですね。

またボツリヌス菌や毒素と聞くと、不安を感じる人もいるかもしれません。しかし薬剤は、たんぱく質からできた毒素を分解・精製して作られたもので、菌体や培養液の成分などは含まれていません。さらに当院採用のアラガン社「ボトックスビスタ」は、日本で唯一、厚生労働省が認可している製品です。世界シェアNo.1でデータも豊富のため、信頼性が最も高い製品です、ボトックス注入を受ける際は、アラガン社のボトックスビスタによる治療か確認しておきましょう。
当院ドクターはアラガン社によるボトックス認定医で、豊富な症例数があります。
またスタッフ全員が、ボトックス注入を経験しておりますので、お気軽に注入についてお尋ねください。

© シェリークリニック 福岡院