ピコレーザーの特徴について

2020/10/09

ピコレーザーの特徴について

様々な調査において女性のお肌のお悩み1位は「しみ」と言われています。
昔から「色の白いは七難隠す」と言われるほど、日本人女性は“色白”は美肌の象徴とされてきました。デパートの化粧品売り場には美白を謳う商品であふれていますよね。

近年、美容クリニックではピコレーザーという新しい機器が導入されはじめています。
今回は、ピコレーザーの特徴やメリット、安全性などについて詳しく解説します。

【ピコレーザーとは】

ピコレーザーとは、ピコ秒(1兆分の1秒)単位でレーザーを照射できる機器のことです。従来のシミ治療に用いられていたQスイッチレーザーはナノ秒ですが、ピコ秒はその1,000分の1の単位となります。

【ピコレーザーの特徴】

従来の医療レーザーがメラニン色素を粉砕するよりも、さらに細かいサイズに粉々にすることができます。シミを大きな岩としてイメージしたとき、従来のレーザーが小石程度の大きさにするのに対し、ピコレーザーは砂にまで粉砕できるといわれております。
また照射時間が極めて短いことで、熱発生がほとんどなく、痛みや皮膚へのダメージが最小限に抑えられます。また熱ではなく、衝撃波による色素の破壊ができるため、痛みが少なく、火傷もできにくくなりました。炎症後の色素沈着にも有効です。

【ピコトーニングの3つのメリット】

ピコレーザーには様々な照射モード(スポット、フラクショナル、トーニング)があり、それぞれ目的が異なります。特にトーニングのモードは、シャワーのようにレーザーをお顔全体に照射して、くすみを改善し肌のトーンを明るくする効果が期待できます。
従来のレーザーに比べたピコトーニングのトーニングのメリットは大きく3つあります。

① 痛みが少ない

ピコレーザーはメラニン色素がほぼ発熱しないため、照射後に周辺の細胞組織が炎症を起こすといった副作用が従来に比べ、非常に少ないと言われています。
また、施術中の痛みをほとんど感じず、術後の炎症もほとんど生じません。
ダウンタイムを気にせず治療を受けられるので、施術直後にご予定を入れることも可能です。
 麻酔なしで施術できるほど痛みは少なく、「ゴムで軽くはじかれる程度」と表現される患者さんもいらっしゃいます。

② コラーゲン生成促進による美肌効果も期待できる

シミに対する効果にとどまらず、肌のターンオーバーを促してキメを整える、コラーゲンを増生して肌のハリを取り戻す、小ジワを改善する、毛穴を引き締める、肌の質感を向上させるなど、混様々な症状を解消して、お肌をランクアップさせる効果が期待できます。

③ 少ない回数で効果が実感できる

衝撃波で色素を細かく砕くので、色素が早く除去されます。そのため、少ない施術回数でも美白の効果が期待できます。

ピコレーザーは、熱だけではなく衝撃破による効果で、ダウンタイムや痛みを抑えて、メラニンをより細かく粉砕します。特にお顔全体のくすみに悩まされている方や肝斑・炎症後色素沈着には、ピコトーニングが適しています。
ピコレーザーによるシミ治療で、負担を抑えてシミを改善させましょう。

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