2023/12/23
クレーター治療の最終兵器”サブシジョン”とは
ニキビ跡の治療は非常にニーズが高いメニューのひとつです。
ニキビがようやくできなくなったと思ったのに、ニキビ跡で今も悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
本日はニキビ痕治療の最終兵器と呼ばれるサブシジョンについてお伝えいたします。
ニキビ跡とサブシジョン
ニキビの慢性的な強い炎症が続くと、コラーゲンの塊が皮膚の下のに形成されます。
ニキビ肌の方の皮膚が硬く厚くなるのはこのためです。
線維化が局所的に強く生じると、盛り上がったり、ひきつれを生じてクレーターのように凹凸が目立つようになります。
範囲が広く、浅いニキビ痕にはダーマペンなどによる施術が適していますが、
部分的に深くニキビ痕がへこんだ部位はピーリング,ダーマペンやレーザーだけでは治すことが難しい場合が多く、
その際に有効な治療法がサブシジョンです。
サブシジョンは皮膚の下にあるニキビ痕の固くなってしまった組織を針で切り離し、へこみ部分を上に持ち上げる施術です。
特に、ローリング型と呼ばれる凹凸が目立つタイプのニキビ痕に適した治療です。
ニキビ痕治療は選択肢が多い分、適応の見極めが重要です。
ニキビ痕の種類について
ニキビ痕のへこみには主に3種類あります。
・アイスピック型
点状で小さいのですが、奥に深く先細りしているタイプのニキビ痕です。
・ボックスカー型
凹という字の形のようなくぼみができ、底面は平坦なタイプのへニキビ痕です。
・ローリング型
皮下に瘢痕組織が作られ、それが下に皮膚を引っ張りくぼむタイプのニキビ痕です。サイズは大きいですが滑らかなのが特徴です。
このローリング型にサブシジョンは効果的な治療です。
サブシジョンで使う器具について
以前は、尖った針がサブシジョンに使われていました。
最近ではカニューレといって先が鈍く長い針が使われる手法が主流になっており、施術後の内出血のリスクを減らすことができます。
当院でもサブシジョン専用のカニューレ採用しています。
ヒアルロン酸との併用について
ヒアルロン酸を併用することでさらにサブシジョンの効果を上げることが期待できます。
ヒアルロン酸自体は1年ほどで体に吸収されてなくなりますが、その間に自分の組織がヒアルロン酸を土台にしてできると言われているため、効果が完全に消失するということはありません。
当院では特にニキビ跡の凹みが強い場合にはヒアルロン酸併用の方法を推奨しています。
また肌表面を整えるボライトXC・ダーマペン・ピコフラクショナルレーザーや、
細かく深いニキビ跡の凹みを治療するピーリングなどの施術と併用もお勧めする患者さんもいらっしゃいます。
クリニック選びのポイントは
サブシジョンはどこで受けても同じではありません。
適応の見極めはもちろん、医師の高い技術が求められます。
また使用するヒアルロン酸の量や品質も非常に重要です。
それゆえ、医師ならびにクリニック選びは非常に重要となります。
サブシジョン治療の経験が豊富で、かつ形成外科の医師が在籍するクリニックを選ぶことをお勧めいたします。
当院の症例
こちらは当院でサブシジョンを受けられた患者さんです。(症例写真の無断使用は法的措置を取ります)
こめかみ~フェイスラインにかけて広範囲に広がるニキビ跡が改善していることがお分かりいただけるかと思います。
施術時間は1時間程度で、ニキビ跡で硬くなった組織を皮膚の下から切り、上に押し上げています。
【料金】¥98,000(税込¥107,800)~
【リスク】痛み、浮腫、内出血、瘢痕形成、感染等
コラムをお読みになった方へ
当コラムをお読みになった方には、特別にサブシジョン併用のヒアルロン酸を特別価格で提供しております。(当院をご利用いただいた方でもお使いいただけます。他の割引と併用不可)
サブシジョンが気になった方はまずはお気軽にカウンセリングへお越しください。