二重(埋没法)のデメリットとは?

2021/12/17

二重(埋没法)のデメリットとは?

二重の埋没法って最近はどこの美容クリニックでもしてますよね。
特に大手のクリニックで一番多い手術は二重の埋没法です

それだけリスクの少ない方法だから多くのクリニックに広がって受け入れられてきたんですよね
だからリスクなんてないんでしょ?って思ったら大間違いです。

実はいろんなリスクや副作用があります。

今回は細かいところまで話していくのでぜひご覧になってください

・埋没法のデメリット

①腫れる

個人差はありますが、皆さん必ず腫れます。
麻酔の影響が大きく、あとは術中に血管を傷つけると出血によって腫れが強くなることもあります。
麻酔による腫れはm濃い麻酔を使って最小限の量で注射することである程度腫れ具合は予防できます。
表面に見える血管はもちろん避けながら細い針を使うことでなるべく損傷を避けるように処置しています
ただ内部には必ず血管がありそこを突いてしまう場合もあります
その場合は圧迫や頭の位置を上げるなどしてなるべく出血が少なくするように対応いたします

②内出血

①の腫れにも通じるのが内出血です。
上記のほかに影響するのが出血を止める力(凝固能)の強さです。
力が強ければ出血があってもすぐに血管を塞ぎ色味がつく可能性は少なくなりますが
力が弱ければなかなか出血が止まらず青タンになったり範囲が広くなりやすいです
この凝固能を判断するのは難しいですが鼻血が良く出てなかなか止まらないなどの症状がある方は前もってトラネキサム酸などの止血効果のある薬を飲んでおいていただくのもありかと思います

③ごろごろ/突っ張り感/目が痛い

目を閉じた時のごろごろ感やつっぱり感は術後1週間は通常の経過でもあります
糸と組織の馴染みとともに徐々に落ち着いてきます
ただ症状が増強したり痛みが出てくると糸が眼球に触れている可能性があります
その場合は再度糸を埋め込んだり場合によっては抜糸も必要になります
突然痛みが出て瞬きができないなどの症状が出た場合、頻度はかなり低いですが糸が切れて露出している可能性もあります

その場合はすぐに手術したクリニックに連絡するようにしてください

まばたきとは関係なく瞼に触れると痛みがあるという場合は感染の可能性があります
糸と埋没部位に皮膚の常在菌が感染を起こしニキビのような感じにぽつっと膨らんだり海が出たりします

通常は膿の排出と抗生剤の塗布で軽快しますが、悪化する場合は抗生剤の内服や場合によっては一度抜糸して仕切り直すこともあります。
術後の初めの1週間は汚い手で患部に触れないようにして清潔に保っていただくと感染対策になります

④二重幅が広い

①に伴って術後は二重の幅も広くなります。
周りにバレても良ければ問題ないですが、内緒でしたい場合はできるだけ幅狭で留めるのがお勧めですね

また縛る強さでも二重の幅は変化します。強めに留めるとその分二重のラインも深く入りやすいのですが、その分腫れて二重の幅も広くなります。

先生の判断で糸の結びの強さは調整してもらえますが、直後の症例写真をチェックしておくといいと思います 
腫れ具合の傾向が掴めると思います。
やはり症例が多い先生がその分結び方も上手ですし腫れも出にくいです

⑤糸の透け/縫合部の膨らみ

最後に瞼から糸が透けたり縫合部が盛り上がってものもらいみたいになることがあります。
埋没が浅かったり結び目が皮膚からすぐの部分にあるとこのような症状になります
時間が経つと改善することもありますが基本的には症状が残ることが多いです
対応策としては再度穿刺して糸を奥に埋没させたり一度抜糸して再度糸を通し直す必要があります

今回は埋没法の5つのリスクと副作用に関してお話ししました。
リスクや副作用が全くない手術はありませんが、できるだけ起こりえる副作用を最小限に抑えて行うようにしております。
治療結果は、医師の経験や技術力によっても異なります。ぜひまずはカウンセリングにお越しください。

これから埋没したい方もこれまでに埋没した方もこのコラムが参考になれば嬉しいです。

埋没法

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