IPL光治療
IPL光治療とは
IPL治療とは、肌に(Intense Pulsed Light/インテンス・パルス・ライト)という特殊な光を照射して、過剰にできたメラニン色素や毛細血管に熱作用でダメージを与え、しみ・そばかすや肝斑、肌のくすみ、ニキビやニキビ跡、赤ら顔などの肌トラブルを包括的に治療するものです。
また、IPLを真皮層に照射すると、熱作用で線維芽細胞を刺激して、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の再生を促進するので、肌のキメが整い、ハリが戻ります。
そのため、小じわやたるみ毛穴などにも効果が期待できます。
IPLは黒や赤い色素、水分に反応して熱作用を起こす性質があるため、ターゲット部分だけに集中的に働きかけることができます。
施術の時間が短く痛みが少ないことが特徴で、ダウンタイムもほとんどありません。
施術後すぐにメイクも可能なので、お気軽に施術を受けていただけます。
なお、以下に該当する方は施術をお控えいただいています。
- 光過敏症の方
- 妊娠中、授乳中の方
- てんかん発作の既往がある方
- 激しい日焼けや皮膚に病変がある方
IPL光治療の治療の流れ
1.カウンセリング
ドクターがお肌の状態を診察し、適切な治療メニューをご提案します。
2.クレンジング
洗顔・クレンジングを行い、メイクをきれいに落とします。
目を保護する専用パットを目の上に乗せて、冷却ジェルをお顔や施術部位、機器のヘッド部分に塗ります。
3.IPL照射
光をお顔や施術部位に照射します。
光が当たると、チクっとした軽い刺激を感じる場合があります。
刺激の感じ方には個人差があるので、痛みの具合などを確認しながら照射をしていきます。
4.洗顔・冷却
施術が終わったらジェルを拭き取り、クーリングで肌を鎮静します。
最後に保湿してお肌を整えます。
5.施術後
施術後は洗顔・メイクができます。
メイクをしない場合でも、必ず日焼け止めは塗ってからお帰りください。
施術後数日は、赤みやほてりを感じることがあります。
また、照射に反応した部位が濃く浮き上がっているように感じられる場合がありますが、一時的なもので、自然に落ちていきます。
気になる場合はメイクでカバーが可能なので、ご安心ください。
なお、治療後約2週間は、外出の際には照射部位に日焼け止めを塗ることをおすすめします。
IPL(光治療)
施術時間 | 15-30分 |
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痛み | ほとんどありませんが濃いシミをとる場合のみゴムで弾かれたような痛みがあります。 |
メイク/入浴 |
直後から可能です。 |
治療における注意点
- 治療には、国内未承認医薬品と医療機器を⽤いた施術が含まれます。
- 治療に⽤いる医薬品および機器は当院の医師の判断の元、個⼈輸⼊⼿続きを行っております。
- 副作用として、施術時には疼痛、施術後には赤みが生じることがあります。
IPL光治療で期待される
美肌効果
シミ・そばかす
肌に沈着したメラニン色素にIPLが反応します。
IPLを全体的に照射することで、肌の表面が浮き上がり、しみが濃くなってしまったようにみえますが、あくまで一時的。お肌の表皮のターンオーバーが高まり、皮膚の代謝により剥がれ落ち、新しい皮膚に生まれ変わります。
たるみ・小じわ
しわやたるみは、「水分不足」が大きな原因のひとつです。
IPLを照射することで、お肌のコラーゲンの再生を促し、みずみずしい”ぷるぷる””潤い肌”に生まれ変わることで、たるみや小じわの改善が期待されます。
ニキビ・ニキビ跡
IPLはアクネ菌という、ニキビの原因菌を殺菌することによりニキビ自体を改善できるとされています。
またニキビなどの炎症によって赤くなってしまった顔もニキビ跡が沈着してしまったニキビ跡も、IPLによりメラニンや毛細血管へと作用することで改善することができる、とされています。
さらに色素沈着したニキビ跡に反応し、コラーゲン再生が活性化されることで、ニキビ跡の凹凸が目立たなくなります。