2022/08/28
長期のマスク生活では肌トラブルにお悩みの方に
新型コロナウイルスの流行に伴いマスク生活が始まって数年が立ちます。
常にマスクをつけていることでお肌への負担も増えていますね。
実際マスク生活が始まってから、お口周りの肌トラブルにお悩みの方も増えており、
その中でも特に肌荒れやニキビのお悩みをよく耳にします。
でもマスクを外して過ごすわけにもいかない…ということで
今回は『マスクの中で何が起こっているのか』『マスクとうまく付き合うお肌のケア』についてご紹介していきます!
マスクの中で何が起こっている?
マスクをつけて過ごすことによってマスクの中はこのような状態になっています。
摩擦
マスクをつけたまま話したり、呼吸することでお肌とマスクの間に摩擦が生じます。
マスクでお肌をこすっている状態が常に続くことで、お肌の表面が削られバリア機能が低下してしまうのです。
蒸れ
マスクをつけていると不快に感じるのはマスクによる蒸れではないでしょうか?
マスクの中って本当に蒸れますよね。
外気との温度差はもちろん、自分の吐いた息に含まれる水分もマスク内にたまるため、
高温多湿で雑菌が繁殖しやすい状態になっています。
乾燥
乾燥は意外に思う方もいるかもしれません。
マスクをつけているとマスク内が蒸れている状態が続きます。
使用中マスク内に溜まった湿気はマスクを外した際に一気に蒸発してしまいます。
そして湿気が急激に蒸発する際にお肌の水分も一緒に奪ってしまうのです。
刺激
マスクの素材によってはお肌に刺激を与えてしまう場合も少なくありません。
特に新型コロナウィルスの対策では不織布のマスクが推奨されていますよね。
化学繊維からできていることもあり、長時間肌に触れることでかぶれてしまい赤みや痒みの原因となります。
マスクの中はこれらの原因が重なりあって肌荒れを起こしやすい状態になってしまいます。
マスクも湿気でふやけた肌は非常にデリケートです 。
さらに雑菌が繁殖しやすいため毛穴から雑菌が侵入しニキビなどのトラブルも引き起こしてしまいます。
ですがそうはいってもマスクの着用は避けることができません…
マスクと「うまく付き合っていくこと」が必要ということで!
次にマスクによる感染対策をしっかり行いながらお肌も守っていけるケアの仕方をご紹介します!
まずマスクによる刺激や肌荒れを最小限に収めるためには、マスクの肌のバリア機能を高める必要があります。
肌のバリア機能を高めるために行うこと…それは保湿です。
まずは基礎的なスキンケアをきちんと行い肌が潤った状態を保つことが大切なんです。
お肌が乾燥しているとお肌を守るバリア機能が損なわれ、より刺激を受けやすくなってしまいます。
バリア機能を維持するためにも日ごろの保湿ケアを重点的に行いましょう。
またマスクを外したお肌は、とてもデリケートな状態です。
スキンケアが過度な刺激とならないようになるべく低刺激なものを選ぶようにして優しくたっぷり保湿するようにしてくださいね。
そして次に大切なのがマスク内を”清潔”に保つこと。マスク内は湿度が高く雑菌が繁殖しやすい状態です。
マスクが不潔になってしまうとお肌も清潔に保てないので、
マスクはこまめに取り替えるようにしてできるだけきれいな状態を維持することを心がけてみてください。
またマスクで隠れる分のメイクを最小限にするのがお肌にとってはお勧めです。
マスク内が蒸れる上、汗や皮脂にメイクが混ざることでさらに不衛生な状態になってしまいますので気をつけましょう!
既に肌荒れやニキビを起こしてしまっている場合は…
すでに肌荒れやニキビに悩んでいる方は、皮膚科や美容クリニックできちんと治療することがお勧めです。
特にニキビができている状態でマスク生活を続けると清潔を保つことができないためニキビが悪化してしまうことがあります。
皮膚科や美容皮膚科でニキビ治療の内服薬を処方してもらうなどまずは今あるニキビを治すことを大切に考えましょう。
ニキビは重症化してしまうことで後が残ってしまったり、クレーター化してしまうこともあるのでひどくならないうちに治すのが大切です。
またニキビ治療とニキビ跡の治療は別物です。
炎症性のニキビがある方はまずはお薬などで治療を行ってからニキビ跡の治療に移ります。
マスク生活でできたニキビが後になって残ってしまったとお悩みの方は、美容クリニックでニキビ跡の治療が受けられます!
当院でもニキビ跡の治療を各種取り扱っておりますので、お気軽にご相談ください。
詳しくは美容クリニックでのカウンセリングの際にご相談ください。
患者様一人ひとりの肌の状態を確認し最適な治療法をご提案いたします。