鼻尖形成(糸・軟骨移植)
鼻尖形成
(糸・軟骨移植)とは
鼻尖とは鼻の先端のことで、鼻尖形成は鼻先の形を整える施術です。
日本人の鼻尖は丸く低い傾向があるため、軟骨が外側に平たく発達した、いわゆる団子鼻に悩む方が多くいらっしゃいます。
鼻尖形成術では、鼻の内側から脂肪や軟骨など、団子鼻の原因を取り除き、鼻先をシャープな印象にすることができます。
鼻先の形や高さ、向きを自然な見た目に調整し、自然で違和感が少ない仕上がりにします。
皮膚への負担が少なく、効果も半永久的に続くというメリットがあります。
鼻尖形成(軟骨移植)
の施術について
鼻尖形成には、鼻翼軟骨を一部切除して鼻先を細くする「鼻尖縮小術」と、耳の裏側の軟骨を鼻先に移植する「耳介軟骨移植術」があります。
1.鼻尖縮小術
鼻尖縮小術(鼻尖形成術)とは、鼻翼軟骨の形を整え、その上や間にある皮下組織を適宜除去し鼻先を細くすっきりさせる手術です。
両鼻翼軟骨を中央に寄せることで鼻先をシャープな形にします。鼻翼計上により、内側法・外側法を使い分けます。
施術方法
手術は鼻の穴の中からすべて行いますが、場合により鼻柱部分に小さな切開をさせて頂く場合がございます。
鼻の表面には傷は残りません。
鼻翼軟骨の余分な脂肪部分を除去し、さらに必要に応じて、鼻翼軟骨の上側を切除します。
鼻の皮膚の厚さや軟骨の大きさによっては、本来は捨ててしまう切除した鼻翼軟骨を支柱として使用し、先端にも軟骨を移植、鼻尖を理想的な位置にします。
手術は約1時間で終了します。
術後3~5日ほどギプスを固定いたします。
2.耳介軟骨移植術
大鼻翼軟骨が小さいために鼻尖に高さが出せない場合は、耳の裏側部分の軟骨を採取して、鼻尖に移植手術をします。
移植する軟骨の量や位置によって鼻先の印象が変わり、鼻の穴を目立たなくすることができます。
施術方法
耳の裏側の耳介軟骨を採取する部分と、軟骨を入れる鼻の穴にマーキングをします。
採取した耳介軟骨を、鼻尖に入れるために円形に加工します。
必要であれば、耳介軟骨を複数枚重ねて高さを調整します。
局所麻酔をして、両側の鼻の穴を数mmほど切開します。
鼻尖をシャープに整えたい場合は軟骨を鼻の前方に配置します。
鼻先を長くしたい場合は、軟骨を下方に配置して、鼻の形やバランスを確認します。
配置に問題がなければ、切開部分を縫合します。
3.鼻尖形成(コルメラストラット法)
余分な鼻翼部の軟骨を除去し、左右の鼻翼軟骨の中間・内側脚を立体的に持ち上げる施術です。
ストラットとは、柱を意味します。鼻の中心に軟骨の柱を立てて、鼻先をしっかり支えるという内容の術式になります。
鼻翼軟骨の間に、耳の軟骨を重ねて作ったストラットをサンドイッチのように挟み込んで、縫いよせます。
鼻翼軟骨を縫いよせるだけの方法に比べて、鼻先をより細く高くする効果もあります。
耳の軟骨を重ねたものを鼻先に移植することで、さらに鼻先がシャープになります。
ストラットを支えに鼻翼軟骨を縫いよせるので、前方向に出る形になります。
施術方法
全身麻酔もしくは、局所麻酔で十分に鎮痛をしたのちに、オープン法にてアプローチします。