井上 健太郎

  • 2025.01.14

【井上健太郎医師監修】☆肝斑 シミ各論☆

肝斑自体がまだはっきりとした機序が解明されていない事もあり、肝斑の定義自体があいまいな部分もあります。 そのため治療の前提の診断自体が医師や施設によって異なり、診断がすごく難しい場合もあります。   ・肝斑の原因 まだはっきりとした出現機序などがわかっていないが、何らかの原因で皮膚に慢性的な炎症が起こり、メラニン産生が過剰に起こっている状態。 病理学的には表皮のメラニンの増加がみられ、メ […]

  • 2025.01.14

【井上健太郎医師監修】☆ADM シミ各論☆

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)はアザの一種ですが、患者さんの訴えとしてシミとして来院されることも多く、他のシミとは少し治療方法が変わってくるので診断が重要になります。   ・ADMの原因 明らかな原因は不明ですが、通常はシミが存在しない皮膚の深い部分(真皮)に色素沈着と色素細胞が見られ、ゆえに他の茶色のシミとは色味が異なって見えます。   ・ADMの特徴 アジア人の女性 […]

  • 2025.01.13

【井上健太郎医師監修】☆そばかす シミ各論☆

・そばかすの原因 そばかすは体質的なメラノサイト(色素細胞)の異常だと考えられています。 はっきりとした原因は不明ですが、遺伝的な側面があります。 その他の原因として、紫外線は明らかな悪化因子であり、季節変動があります。 また妊娠で悪化することがあるため、ホルモンの関与もあるのではないかと言われています。   ・そばかすの特徴 学童期から思春期にかけて出現、女性に多い。 典型的なパターン […]

  • 2025.01.11

【井上健太郎医師監修】シミ総論

患者さんは「シミをとりたい」といわれて来院されますが、この「シミ」というのは実に曖昧な表現で、医学用語としてのシミではなく、正常な肌の色と違って局所的に茶色味があるといったニュアンスで相談されます。 特にシェリークリニックはレーザー治療がメインなので、患者さんはシミの悩みを持って来院されるのでしっかりと鑑別・治療をできるようになりましょう。   まず成人のシミに関しては大まかに5種類に分 […]