【井上健太郎医師監修】☆そばかす シミ各論☆

【井上健太郎医師監修】☆そばかす シミ各論☆

・そばかすの原因

そばかすは体質的なメラノサイト(色素細胞)の異常だと考えられています。

はっきりとした原因は不明ですが、遺伝的な側面があります。

その他の原因として、紫外線は明らかな悪化因子であり、季節変動があります。

また妊娠で悪化することがあるため、ホルモンの関与もあるのではないかと言われています。

 

・そばかすの特徴

学童期から思春期にかけて出現、女性に多い。

典型的なパターンは頬上部から上下瞼、鼻にかけて左右対称性

形や色の濃さはさまざまですが、明るい茶褐色で3~4㎜以下(ほとんどは数ミリ以下)の小さな色素斑が多発します。

ADMと比べると彩度が高く、明るい鮮やかな色味をしているので鑑別に役立ちます。

そばかすは体質なメラノサイト異常であると考えられ、そばかすの色素を治療で除去しても、メラノサイト自体を根本的に変えることができないため、再発しやすい。

ただし、完治はできなくても雀斑の目立たない状態を年単位で作っていくことは可能なので治療の意義は十分あり。

 

・そばかすの治療

ダウンタイムが取れる方で肝斑のない若年者

→積極的にPICOSPOT照射をおすすめ

赤みが3~4日、茶色いマイクロクラストが1~2週間

色素沈着はリスクとしてあり、色素沈着対策(紫外線対策、内服)はしっかりお話し

 

ダウンタイムがNG、肝斑も怪しい中高年層

→トーニング、内服で徐々に改善を目指す

各院のおいている機械や空き状況もあるので、医師や看護師と相談しながらお勧めしましょう。

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