2020/08/07
しわ治療~ヒアルロン酸とボトックスの違いって?~
美容治療の定番としてよく知られているヒアルロン酸やボトックスの注入治療。
どちらもシワに効果的と言われていますが、実際にはどのような違いがあるのかをお話していきます。
「シワ」は大きく分けると2種類あり、それぞれに適した治療があります。
簡単にお話するとボトックスは、「表情しわ」、そしてヒアルロン酸は「たるみしわ」に有効です。
それぞれの製剤の特性や適応は下記のページをご覧下さい。
▶ ボトックスは、表情しわに有効です。
表情しわとは、表情を作ることによって出来るしわです。たとえば、笑うときに目尻、難しい表情をしたときに眉間や額にできてしまうしわです。
表情が豊かな人ほど表情筋を使用しますが、筋肉が動くことでしわが出来てしまいます。
ボトックス注射は、筋肉の働きをゆるめる効果があるため、しわができる筋肉を動かさないようにすることが出来ます。筋肉を動かそうと思っても動かすことが出来ません。
よく患者さんから「ボトックスを打つと顔が動かなくなるんでしょ?」と言われることがありますが、適切な打ち方を守れば、不自然な表情になることはなく、一生付き合っていける施術です。医師の指示に従い、打つ頻度や量などに注意して行っていけば、特に問題はないと思います。
一方で、顔の多くの箇所に打ったり、打つ量も多かったりすると、多少の違和感を覚えるかもしれません。そうならないためには、信頼できる医師を見つけることが一番。これは美容医療全般に言えることですが、人それぞれ作用や感じ方は異なるので、少しでも不安に思う点があったら、当院スタッフまでご相談ください。
▶ ヒアルロン酸は、たるみによってできるシワに有効です。
たるみによってできるシワとは、ほうれい線や目の下のくぼみなど長年の表情のくせなどで現れます。鏡を見たときになど無表情でも、ハッキリと現れているしわに対しては、ヒアルロン酸注入効果があります。たとえば、皮膚にヒアルロン酸を注入することで、無表情の状態でも表れているしわやくぼみを内側から軽減できます。
通常のヒアルロン酸注入は、たるみによってできた凹みやしわに直接ヒアルロン酸を注入して表面をフラットにすることで、しわを目立たなくするという方法でした。
しかし、最近は新しいタイプのヒアルロン酸を使用して、注射の打ち方に独自の工夫を凝らした結果、たるみの根本原因であるボリュームロスをおさえ、リフトアップ効果が期待できるようになりました。効果の持続期間も12~24ヶ月(個人差があります)と従来のヒアルロン酸の3~4倍です。
「私のしわにはどちらの治療があっていますか?」という質問も良く受けます。ご説明のとおり、ヒアルロン酸注射とボトックス注射とでは期待する作用が異なるため、どちらかだけ必要な場合、あるいは両方必要な場合、そのパターンは人それぞれです。
美容治療でお顔を変えると言うと抵抗がある方が多くいらっしゃると思いますが、注入治療は今のお顔を元気に美しくできる治療です。
治療された患者さま皆さま口を揃えて「こんなに簡単にきれいになるのだったらもっと早く来ればよかった!」とおっしゃいます。
治療直後から効果がわかりやすく、最も喜んでもらいやすい治療のひとつです。
ぜひ当院まで治療をご相談ください。