頬にできるシミの種類と特徴について

2021/10/24

頬にできるシミの種類と特徴について

マスクをしていても頬って隠せないシミ、ありませんか?

マスクのちょうど上にあるようなシミ・・・本当に邪魔ですよね。
化粧も厚くなりますし、どんどん目立つようになります。

今日はそんな邪魔な位置にある“シミ“の種類と特徴をお伝えします。



① 雀卵斑(ソバカス)

10代から頬・瞼・鼻根・唇に現れます。サイズは1~2mmほどの茶褐色で左右対称に現れます。
遺伝することが多く両親のどちらかに雀斑がある方に出現しやすいです。
日焼けで悪化することもあるので、積極的に紫外線予防しながら、光・レーザー治療で治療可能です。

特にピコトーニング(ピコレーザー)ですと、メラニン色素を極限まで小さくするため、早い段階でスポット照射で取り放題した後、ピコトーニング治療をすると色むらもなく綺麗になりやすいです。

ピコレーザー照射では色素沈着リスクも最小限にできますので、是非お試しくださいね。

②老人性色素斑

早い人は20代後半から頬やこめかみなど日光の当たりやすい部位に出現するシミです。
サイズは多様で徐々に大きくなることが多いです。
分布は左右対称なこともありますし、通勤で片方のみ日光をあたりやすい方は片側性に出ることも多いです。
日光刺激を避けながら光・レーザー治療が適応になります。
雀卵斑と同様にリスクを小さく最大限の効果を出すならピコトーニング(ピコレーザー)によるスポット照射+トーニングがおすすめです。

肝斑が被っていない状態の方が綺麗になりやすいので気になり始めたら早めの治療が良いですよ。

③肝斑

早い方は20代前半から両頬からこめかみに出現します。
色味は薄い赤褐色でぼんやりしたくすみ様です。
他のシミとは違い1個2個と数えられないような状態でモヤっとしています。

原因は摩擦/日光/ホルモンによる刺激です。
その原因の除去とトラネキサム酸の内服とトーニングが治療法になっています。
トーニングに関してはもちろんピコトーニング(ピコレーザー)で色素をピンポイントで破壊し代謝していくのがおすすめです。
普段のケアで肌の刺激を避けてもらうことでレーザーも効きやすくなります。
こちらは肝斑の患者さんの症例です。ピコトーニングを10回繰り返してきれいになりましたよね。

(※写真の無断使用をされた場合は法的措置をとります)

 

 

④後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)


10代後~20代前半に頬・こめかみ・目の下などに出現します。
サイズは様々で灰〜青褐色で左右対称に現れることが多いです。
他のシミと違い真皮層に存在するため色味が青みがかって見えることが多いです。
治療法は他のシミと同じくレーザー治療になります。
深くにあるため回数が必要になることが多く長く付き合っていく必要があります。

ピコトーニングであれば細かく粉砕するため、以前のレーザーより回数少なく改善させることが可能になっています。

スポット照射で複数回必要になるので治療を考えておられる方は、リスクの少ないピコレーザーを選ぶようにしてくださいね。

⑤脂漏性角化(疣贅)症


老人性色素斑の盛り上がったようなイボ状の形体です。
頬からこめかみフェイスライン・額まで全顔に出現します。
膨らみが少ない場合はIPL・レーザーにて対応することもありますが、
しっかり効果を出すにはCO2レーザーや電気メスで削るのが適応になります。

当院ではこのうちの電気メスを採用しています。
局所に麻酔をして痛みなく表面の病変を削っていきます。
赤みと窪み感は徐々に改善して綺麗な状態になります。


今回は5種類のシミの特徴と治療方法をまとめました。
もし気になるシミがあれば治療できるので、是非是非ご来院ください。

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